『 バリバリ日記 / 5日目 』
おじさんバンドと怪しげなSHOWを観ながら
ディナーを頂きました。
- 5日目 -
昨日のシュノーケリングが楽しすぎ、
なかなか熱が冷めないので
今日も岸から泳いで沖に向かい
3m~5m程の深さの所を潜りまくった。
綺麗な魚は勿論の事、
ウツボやエイなんかを発見した時は
なんだろ、恐ろしい反面、
湧き上がるいたずら心のままに
何処までもムキになって追いかけた。
いくら潜ってもやり足りなかったな。
バギャとは18:30にバリコレの駐車場で待ち合わせをしている。
バギャにとっては最高のバイト。
およそ一ヶ月分の給料、30万ルピアを
一日でそれも街のガイドをするだけで稼げる。
バギャは僕達の居るヌサドゥアより
車で北西へ一時間のクタの街を
案内してくれたのだが、
途中に寄ったジンバランという街にて、
海辺のレストランでの一時が素晴らしかった。

波打ち際に用意された立ち並ぶレストランのテーブル。
潮は満ちても砂浜の駆け上がりが堤防になっている。
バイオハザードに出てくる様な野良がウロウロしてる。

アジアの野犬は夜になると群れを成し
人を襲う事が良くあって、
一匹の時でも近付いたら危ないと
ムリアナにもバギャにも言われていた。
こんな時ムツゴロウさんならどうするだろうか・・・。
今日は午後から空がどんよりと曇る。

とても低い位置に薄気味悪いぶ厚い雲があった。
でも浜辺のレストランの灯りは
右も左も何処までも遠くの岬まで灯っていて、
ここで夕食を楽しむ人達はザッと1000人は居るのだろう。
浜辺でこんな異様でパワフルな光景を見る事はそう無い。

海だけを見てるととても雄大で薄気味悪い。
薄気味悪くて最高な雰囲気の中、
蟹や海老のダイナミックな夕食をとった。
あっという間に真っ暗になると、
何処からともなくBANDが現れて
テーブルからテーブルへと流しをやり始めた。
「 こっちこいこっちこい! 」
と願っていると酔いも回った随分後に
ようやく僕のテーブルにきてくれた。
目が合うと彼らは直ぐに
スタンドバイミーを演奏した。
太鼓にウッドベースにギター2本、
4人みんなで歌をハモっていて
最高に楽しかった。
日本の曲を良く知っていて
要らない気を回した彼らは好きでもないのに
「 TUNAMIを演奏します 」
と言ってきやがったので僕はすかさず、
「 NO!スキヤキロックぷりーず! 」
と言うとメンバー達は大爆笑で演奏した。
俺も途中ウッドベースを弾かされ一緒に歌った。

( フラッシュたかずで何も見えないが、実は僕がウッドベースを弾いている模様 )
海辺の街ジンバランでの夕食は
この後訪れたクタの街よりも
エキセントリックで本当に良かった。
サーっとクタの街を流し見してホテル近くまで帰ってくると、
バギャは報酬を受け取る場所を慎重に探した。
バギャの目は猛烈に血走っていて、
ホラー映画「28日後」の感染者の様だった。
人気の無いタクシーの駐車場で
俺が30万ルピアを数え始めると、
バギャの手は震えていた。
「 30ルピアOK? 」
と聞くと、彼は小さくYESと答え、唾を飲み込んだ。
僕はその時のバギャの表情が今でも忘れられない。
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